- Uber Eats と出前館の違いってなに?
- 登録条件や配達報酬に違いはあるの?
- どっちに登録して副業したら良いの?
フードデリバリーで有名なUber Eats と出前館。
配達員の仕事をする方なら2社の共通点や違いを知りたいはず。
今回は配達員の仕事に興味がある方が気になる14つの項目で比較します。
どちらに登録したほうが良いか分からない方はこの記事を読めば解決できます
- Uber Eats と出前館の違い早見表
- Uber Eats と出前館の違い:登録条件
- Uber Eats と出前館の違い:配達車両
- Uber Eats と出前館の違い:働き方
- Uber Eats と出前館の違い:配達エリア
- Uber Eats と出前館の違い:加盟店
- Uber Eats と出前館の違い:稼働時間
- Uber Eats と出前館の違い:服装
- Uber Eats と出前館の違い:配達バッグ
- Uber Eats と出前館の違い:基本報酬
- Uber Eats と出前館の違い:インセンティブ
- Uber Eats と出前館の違い:支払いサイクル
- Uber Eats と出前館の違い:注文の受取方法
- Uber Eats と出前館の違い:配達アプリの使いやすさ
- Uber Eats と出前館の違い:サポート体制
- まとめ
Uber Eats と出前館の違い早見表
Uber Eats | 出前館 | |
---|---|---|
報酬相場(1配達あたり) | 300円〜1000円程度 | 550円〜2,610円 |
配達エリア | 全国(47都道府県) | 全国(47都道府県) |
配達可能時間 | 9:00〜24:00(エリアによる) | 7:00〜24:00(エリアによる) |
報酬受け取り回数 | 毎週 | 月2回 |
服装 | 規定なし | 清潔感のある服装(サンダルNG) 黒ズボンの着用 |
バッグの規定 | 他社のロゴが見えるとNG | 他社のロゴが見えてもOK |
配達車両 | 徒歩 自転車 原付 バイク(125cc以下) バイク(事業用登録済み) 軽貨物車両(事業用登録済み) | 自転車 原付 バイク(125cc以下) バイク(事業用登録済み) 軽貨物車両(事業用登録済み) |
アプリの仕様 | 自動差配(早押しなし) | 自動差配(一部早押しあり) |
登録条件 | 18歳以上 日本で労働できる人 | 18歳以上 日本で労働できる人 理解度テストクリア |
Uber Eats 配達員は、とにかく自由に働きたいという方に向いています。
出前館では服装や初回のテストなど一部規定がありますが、報酬単価はやや高めです。
Uber Eats と出前館の違い:登録条件
Uber Eats と出前館の「登録条件の違い」について解説します。
Uber Eats :必要書類を提出するだけ
Uber Eats 配達員は、web上で書類を提出するだけで登録が可能です。
面接や試験などもなく、1週間ほどで登録できます。
必要書類の写真を撮影するだけで完結するため、難しいということはないでしょう。
出前館:理解度チェックテストが必要
出前館配達員の登録には、書類提出と理解度チェックテストが必要です。
まず登録時に2本の研修動画(計30分程度)をweb上で視聴します。
視聴した内容をもとにテストを行うので難易度は低く、何度でも受けられます。
テストに合格すると、3日ほどで登録完了です。
Uber Eats と出前館の違い:配達車両
Uber Eats と出前館の「配達車両」の違いについて解説します。
Uber Eats :徒歩OK
出前館配達員との違いとしては、徒歩での配達が可能ということです。
配達手段は、以下の通り。
- 徒歩
- 自転車
- 原付
- バイク(125cc以下)
- バイク(事業用登録済み)
- 軽貨物車両(事業用登録済み)
出前館:徒歩NG
出前館では、徒歩での配達ができません。
その他の車両についてはUber Eats と同様になります。
- 自転車
- 原付
- バイク(125cc以下)
- バイク(事業用登録済み)
- 軽貨物車両(事業用登録済み)
Uber Eats と出前館の違い:働き方
Uber Eats と出前館の「働き方」の違いについて解説します。
Uber Eats :業務委託
Uber Eats 配達員は業務委託となるため、個人事業主として収入を得ることになります。
自由な時間に稼働できますが、アルバイトとは異なるため注意しましょう。
出前館:業務委託or直雇用
出前館は業務委託に加え、直雇用があります。
業務委託の場合は個人事業主となりますが、直雇用はアルバイトです。
それぞれの違いとしては、以下の通り。
業務委託 | 直雇用 | |
働き方 | 個人事業主 | アルバイト |
報酬 | 完全出来高制 | 時給制(900円〜1,300円) |
服装 | 一部規定あり(自分で用意) | 制服貸与 |
保険 | 自分で加入 | 加入済み |
直雇用の場合はアルバイトになるため、面接などが伴います。
自分に合ったスタイルを選択して働きましょう。
Uber Eats と出前館の違い:配達エリア
Uber Eats と出前館の「配達エリア」の違いについて解説します。
両方とも全国47都道府県に対応していますが、郊外での対象エリアについて異なります。
Uber Eats :市街地メイン
Uber Eats の場合は、市街地をメインに配達エリアが指定されています。
一方、郊外ではまだそこまで普及していないようです。
出前館:郊外も対応
出前館では、市街地に加え郊外でも対応しているエリアが多いです。
人口が少なくても対応しているという点では、Uber Eats より優れていますね。
Uber Eats と出前館の違い:加盟店
Uber Eats と出前館の「加盟店」の違いについて解説します。
Uber Eats :150,000店舗以上
Uber Eats の加盟店は、2022年時点で150,000店舗以上です。
※Uber Newsroomより2022年1月発表
出前館よりも加盟店が多く、コンビニや雑貨店なども加盟しています。
個人飲食店もかなりの数が加盟しているため、レストランの選択肢は多いと言えるでしょう。
出前館:100,000店舗以上
出前館の加盟店は、2022年時点で100,000店舗以上です。
※出前館PRESSRELEASEより2021年12月に発表
Uber Eats よりは加盟店が少なく、大手外食チェーンの加盟がメインとなっています。
Uber Eats と出前館の違い:稼働時間
Uber Eats と出前館の「稼働時間」の違いについて解説します。
Uber Eats :9:00〜24:00(エリアによる)
Uber Eats は配達をするエリアによって稼働できる時間がやや変わってきます。
最も多いのは9:00〜24:00で、一部エリアではこの時間が前後するイメージです。
出前館:7:00〜24:00(エリアによる)
出前館では、一部エリアを除いて7:00〜24:00となっています。
元々9:00〜だったのが2022年で徐々に変更され、今では多くのエリアが上記時間で配達可能です。
Uber Eats と出前館の違い:服装
Uber Eats と出前館の「服装」の違いについて解説します。
Uber Eats :規定なし
Uber Eats では服装の規定が全くありません。
とはいえ、派手すぎる格好や清潔感のない容姿はあまり推奨できないです。
ルール的には問題ないのですが、悪評価などにつながる可能性もあるため注意しましょう。
出前館:一部規定あり
出前館では、服装について次のように規定があります。
- ズボン:無地の黒ズボン(ハーフパンツNG)
- 靴:スニーカーなど安全な靴(サンダルNG)
- 髪:派手すぎない髪色、長い場合はまとめる
- 帽子:出前館指定の帽子
帽子は商品の受け渡し時に着用が必須です。
Uber Eats と出前館の違い:配達バッグ
Uber Eats と出前館の「配達バッグ」の違いについて解説します。
Uber Eats :他社ロゴOK
Uber Eats は指定のバッグなどがなく、他社のロゴが見えていてもOK。
もちろん、Uber Eats のロゴをつけるのも必須ではありません。
出前館:他社ロゴNG
出前館では指定のバッグがないものの、他社のロゴが見えるとNG。
出前館のロゴがなくても大丈夫ですが、他社のロゴは必ず隠すようにしましょう。
Uber Eats と出前館の違い:基本報酬
Uber Eats と出前館の「基本報酬」の違いについて解説します。
Uber Eats :300〜800円程度
Uber Eats の基本報酬は、「受取料金+受渡料金+距離料金」になります。
主要都市の各料金については、以下の通り。
エリア | 都道府県 | 受取料金 | 受渡料金 | 距離料金 |
関東 | 東京都 | 265円 | 125円 | 60円/km |
神奈川県 | 250円 | 120円 | 60円/km | |
埼玉県 | 300円 | 170円 | 150円/km | |
千葉県 | 300円 | 170円 | 150円/km | |
中部 | 愛知県 | 215円 | 105円 | 60円/km |
近畿 | 大阪府 | 215円 | 105円 | 60円/km |
京都府 | 215円 | 105円 | 60円/km | |
兵庫県 | 215円 | 105円 | 60円/km | |
九州 | 福岡県 | 215円 | 105円 | 60円/km |
上記を踏まえると、基本報酬は300〜800円程度になります。
出前館:1回の配達550〜600円
出前館の基本報酬は以下の通りです。
都道府県 | 基本報酬 |
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 | 税込600円 |
沖縄県 | 税込550円 |
それ以外の道府県 | 税込550円 |
距離別の報酬(基本報酬+距離報酬)は以下の通りです。
店舗から配達先までの距離 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 | それ以外の道府県 |
1km未満 | 税込600円 | 税込550円 |
1km以上~2km未満 | 税込660円 | 税込600円 |
2km以上~3km未満 | 税込750円 | 税込670円 |
3km以上 | 税込870円 | 税込770円 |
上記を踏まえると、基本報酬のみは550〜600円、移動距離も考慮すると550〜870円となります。
Uber Eats と出前館の違い:インセンティブ
Uber Eats と出前館の「インセンティブ」の違いについて解説します。
Uber Eats :複数のインセンティブ
Uber Eats のインセンティブには、下記のものがあります。
- ブースト:配達需要によって基本料金に倍率がかかる(×1.2倍など)
- ピーク料金:配達需要により100〜300円のインセンティブ
- クエスト:決められた配達回数をこなすことでインセンティブ(10回で1,000円追加など)
1回の配達報酬:300〜1,000円程度
インセンティブを考慮すると、1回の配達報酬は300〜1,000程度になります。
複数の要素で計算されるため、明確には算出しづらい仕組みです。
出前館:倍率によるインセンティブ
出前館では、配達需要によるブースト倍率のインセンティブとなっています。
具体的なブースト倍率は1.1〜3倍で、曜日・エリア・時間帯などで異なるイメージ。
Uber Eats と違い、回数によるインセンティブはありません。
1回の配達報酬:550〜2,610円
インセンティブを考慮すると、550〜2,610円の報酬になります。
3倍のインセンティブが発生した場合は、1回の配達で2,610円です。
出前館では、1回あたりの配達報酬がかなり高くなっています。
Uber Eats と出前館の違い:支払いサイクル
Uber Eats と出前館の「支払いサイクル」の違いについて解説します。
Uber Eats :週払い
Uber Eats の報酬は、毎週振り込まれるようになっています。
前週の報酬合計を月曜日午前4時に締め、水曜日に振込される仕組みです。
出前館:月2回
出前館の報酬は、月2回振り込まれるようになっています。
- 1日〜15日までの報酬:20日に振込(土日祝は翌営業日)
- 16日〜月末までの報酬:翌月5日に振込(土日祝は翌営業日)
土日や祝日を挟むとその分後ろ倒しとなるため、ご注意ください。
Uber Eats と出前館の違い:注文の受取方法
Uber Eats と出前館の「注文の受取方法」の違いについて解説します。
Uber Eats :自動差配(早押しなし)
Uber Eats では、早押し制度(複数の配達員に同時通知)がいっさいありません。
AIによって振り分けられるようになっており、配達員は注文を受けるかどうか決定できます。
ただし注文を複数回拒否すると注文が入りづらくなるため、推奨はできません。
出前館:自動差配(一部早押しあり)
出前館では、2022年8月1日より早押し制度が撤廃されました。
現状、一部早押し(2〜3人に同時通知)はあるものの、以前より注文を受けやすくなっています。
過去にはオートクリッカーと呼ばれる自動早押しアプリがありましたが、こちらは完全に不正です。
不正をすると垢バン対象になるため、使用は控えておきましょう。
Uber Eats と出前館の違い:配達アプリの使いやすさ
Uber Eats と出前館の「配達アプリの使いやすさ」の違いについて解説します。
Uber Eats :エラー・フリーズが発生しやすい
Uber Eats 配達員アプリは、基本的に問題なく使用ができます。
しかし、一部ユーザーの中では、エラーやフリーズが多々発生する方もいます。
スマホのスペック不足の可能性もあるので、十分注意しておきましょう。
出前館:バッググラウンドで通知が来ないことも
出前館アプリはアップデートごとに問題が改善されています。
基本的には使いやすいですが、ごく稀にバッググラウンドで通知が来ない現象が発生することも。
こちらのエラーは、未だに解消されていません。
他社デリバリーと同時配達する際には、出前館のアプリを表に出しておきましょう。
Uber Eats と出前館の違い:サポート体制
Uber Eats と出前館の「サポート体制」の違いについて解説します。
Uber Eats :電話がつながりづらい
配達員に限らずお店側やお客様からも電話が繋がらないというケースが多いです。
いざという時に頼れないのは、少し不安ですね。
万が一トラブルにあった際には、ある程度自力で対応する必要があるかもしれません。
出前館:サポートの対応が悪い
出前館のサポートについては、対応がよくないという口コミがあります。
電話がつながるだけマシではありますが、冷静な対応が求められそうです。
まとめ
今回はUber Eats 配達員と出前館配達員の違いを14項目でお伝えしました。
最後にまとめておさらいしたい方は、「Uber Eats と出前館の違い早見表」をご覧ください。
また、最近ではUber Eats と出前館の配達員を掛け持ちする方も増えてきました。
理由としては、掛け持ちをすることで効率的に稼ぐことができるからでしょう。
掛け持ちする際のメリットやデメリット、注意点については下記の記事で解説しています。
掛け持ちが気になる方は、ぜひご参考にしてください。
今後はUber Eatsだけでは稼げない
最後に2018年頃から配達員をやっている僕からこの業界のトレンドをお話します。
- Uber Eatsは稼ぎにくくなった
- 「掛け持ち」スタイルが増えた
この仕事で収入をある程度得るには、配達をいかにこなすかが重要です。
しかし、今は配達員が増え配達依頼が受けづらい=稼ぎづらいんですよね。
今から始めるなら、2つのデリバリーサービスを登録するのが賢い選択です。
メインで稼ぐなら『Uber Eats』
先ほどUber Eats が稼ぎづらいとお伝えしましたが、あくまでも昔と比較してです。
今もなんだかんだで稼げます。そのためメインで稼ぐならUber Eats 一択でしょう。
【Uber Eats の配達パートナーに登録する】※リンク先:Uber Eats 公式サイト
サブで登録するなら『出前館』
サブで配達するなら個人的には出前館がオススメです。
『出前館』:配達報酬が高い
出前館はUberと比べて1件あたりの配達報酬が2倍と高額。
インセンティブも高いため、効率的に稼げます(例:夕方の都内で配達の場合)。
会社 | 最低報酬 | インセンティブ | 1配達の報酬 |
---|---|---|---|
Uber | 300円〜 | 1.1〜1.4倍 | 330〜420円 |
出前館 | 550円〜 | 1.1〜2倍 | 605〜1,100円 |
同じ労力でも出前館ならUber と比べて2倍稼げる計算です。
出前館に登録しないとむしろ損。得られるはずの収入を自ら捨てるようなもの…。
【出前館の配達パートナーに登録する】※リンク先:出前館 公式サイト
稼げるのは今だけ(登録が遅いと損)
ちなみに掛け持ちをするなら早めの登録が無難です…。理由は以下の通り。
- 2社の配達報酬が今後下がる恐れがある
日本に上陸した頃のUber Eats は配達員を増やすため報酬を高くしていました。
ただ配達員が増えてからは報酬をどんどん下げているんです。
出前館の報酬が高いのもUberを追い抜きたい今の時期だけだと考えます。
来年にはUberと同様に報酬を引き下げてくるでしょう(1件600円⇒300円になるかも)。
想像してください。配達の労力は同じで汗水たらして一生懸命自転車を漕ぎます。
だけど報酬は今より半分に落ちている状況を…。自分の稼ぎの低さに愕然とするはず。
イヤですよね?フーデリの副業に興味があるならすぐに登録しないと損ですよ!
2社に興味がある方にオススメ記事
Uber Eats と出前館は日本のフーデリ市場の2大勢力。
「どっちかで配達したい」「どっちも登録したい」といった方も多いはず。
下記の疑問を抱く方も少なくないためそれぞれ解説記事を用意しました。
- Uberと出前館ってどっちが稼げる?
- 掛け持ちで配達する際の注意は?
せっかくなら効率的に稼ぎたいという方は読まないと損ですよ!


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