2016年9月29日にUber eats が東京に上陸して以来、全国各地に広がりました。
京都市でもUber eats 配達パートナーとして働くことが可能です。
ただ「実際いくら稼げるのか不安」「どこで配達してよいか分からない…」
…といった方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は京都市にフォーカスして想定収入や稼げるエリアなどを解説します。
この記事を読むことで、下記の3点が分かりますのでUber eatsの仕事に興味がある方は必見です。
- 京都市で稼げるエリアがわかる
- 京都市でおすすめの待機場所がわかる
- 専業・副業での想定収入がわかる
京都市は新料金で配達報酬がダウン中
稼げるエリアを解説する前に、Uber eats の最新状況をお伝えします。
実は2021年3月頃から新しい報酬体系に切り替わり、配達報酬がダウンしまったんです。
- 2021年3月1日…福岡市と京都市で新報酬に移行
- 2021年4月12日…神奈川県と那覇市で新報酬に移行
- 2021年5月10日…上記以外の全国エリアで新報酬に移行
従来の料金制度とは
今までの配達報酬は以下のように決まっていました。
京都市だと、2021年2月28日までは以下の通りの基本配達報酬です。
金額 | |
受取料金 | 215円 |
受渡料金 | 105円 |
距離 | 60円/Km |
手数料 | 10% |
すなわち、【215円(受取)+105円(受渡)+60円(距離)】÷10%=342円が最低でも報酬として入っていたわけです。
新料金制度とは?
では、新料金制度とは具体的にどういったことなのか解説していきます。
2021年5月10日からは、全国で以下のように報酬が決まることになりました。
配達員報酬:配送料(受取/受渡/距離)+配達調整金額ー手数料(10%)
※シミやブースト、300円調整ブーストなどのインセンティブが+されることも
京都市で例えると、これまでは【320円(配送料:受取/受渡)+60円(距離料金)ー手数料10%】が最低報酬としてもらえていました。
しかし、この320円だった配送料が3月1日からの新料金制度によって、距離料金含めて100円台までに下げられているとのことです。
ということは、仮に配送料(受取/受渡/距離)が180円だとして、従来の計算方法で報酬を出すとなると、
180円(配送料)ー18円(手数料)=162円
これが1回の配達報酬額となっていたのです。
配達調整金額・300円調整ブースト
100円台の配達報酬だったことに関して、さまざまな不満の声が飛び回っていました。
しかし、300円以下の報酬(100円台の報酬)はバグだったとUber Eats 側から発表があり、最低でも300円は報酬としてもらえることになりました。
流石に、100円台は少なすぎますし辛いですよね。
そこで、新たに配達調整金額と300円調整ブーストが加わることになりました。
配達調整金額については、以下の要素で設けられます。
- 交通状況が混雑している
- 受取待ち時間が長い
- 配達の需要が高い
明確な基準は、特に設けられてないみたいですが、この基準に該当すれば100〜200円ほど加算される仕組みとなります。
次に、300円調整ブーストについてですが、以下の仕組みとなります。
【配送料(受取/受渡/距離)+配達調整金額ー手数料】の合計が300円に到達しなかった場合にブースト扱いで差額が上乗せされる仕組み
例えば、1回の配達が完了して配達報酬が230円だった場合、+70円が300円調整金として上乗せされます。
つまり、最低でも300円が配達報酬として入りますが、旧料金制度と比較すると配達報酬が下がっていることには変わりないでしょう。
Uber Eats ×京都市で稼げるエリア
京都市は観光地ということもあり、関西地方の中でも栄えている印象があるかと思います。
実際には、栄えているエリアなのでもちろんUber eats も盛んです。
ここでは、京都市内で稼げるエリアの特徴とそのエリアを3つお伝えします。
稼げるエリアの特徴は2つ
特徴①:飲食店が多いエリア
飲食店が多いエリアは、その分、Uber eats の加盟店の数も多いです。
ファミレスからファーストフード店、居酒屋などのさまざまな業種のお店からの注文が見込めます。
注文者からすると、お店の選択肢が豊富なので、さまざまなお店に注文が殺到します。
配達パートナーからすれば、そのエリア内でもかなりの配達依頼が来るでしょう。
すなわち、配達回数を増やすことができます。
配達単価×配達回数が報酬となるので、配達回数が増えればその分報酬アップに繋がるでしょう。
特徴②:シミやブーストなどのインセンティブがつくエリア
配達パートナーが報酬を多く稼ぐためには、インセンティブをうまく活用することが必要不可欠となります。
そのインセンティブとは、ピークタイム時のシミと地域によって発生するシミのことです。
ピークタイム時のシミとは、注文する人が増える昼食と夕食の時間帯に、地図上に出る赤いシミのことです。
このシミの範囲内で配達を1回完了させると、報酬に+100〜300円ほどが加算される仕組みとなります。
ブーストとは、場所と時間帯によって発生するエリアがあり、そのエリア内で配達を1回完了することで、その分の配達報酬額に、×1.1〜1.3倍ほど加算される仕組みとなります。
1回の配達報酬額にこのようなインセンティブがつくのはとてもありがたいですよね。
つまり、稼ぎたい配達パートナーの方はインセンティブをうまく活用することが必要となります。
稼げるエリア:四条・烏丸
新幹線のターミナル駅である京都駅を2km北上したところにあるエリアとなります。
このエリアでは、京都市内で最も稼げるエリアと言われております。
飲食店が多く、その分Uber Eats 加盟店数も多いです。
ファストフード店やファミレスなどの定番のお店から、居酒屋やカフェなどからも注文が来るので、さまざまなお店から配達依頼が来ます。
特に、マクドナルドは、エリアに4〜5店舗あるので、うまく活用すれば効率よく配達することが可能でしょう。
近くには京都駅エリアと祇園エリアもあるので、両方面に飛ばされれば、さらに大きな報酬を期待できそうです。
稼げるエリア:祇園
祇園エリアは、近くに清水寺があることで観光地としては有名なエリアとなります。
観光地ということもあり飲食店が多いので、Uber Eats 加盟店も数多く立ち並ぶエリアです。
このエリアは、近くにマクドナルドが2店舗あるものの、居酒屋やカフェからの注文が多い印象です。
大規模チェーン飲食店があまり多くないため、長距離配達が多いでしょう。
自転車で配達する方は体力勝負となりそうですね。
稼げるエリア:京都駅
京都駅は、新幹線だけでなく多くの在来線のターミナル駅であり、多くの人が利用します。
ですので、周辺には多くの飲食店があり、Uber Eats が盛んなエリアとも言えます。
ファストフード店や牛丼チェーンなどの定番の店はもちろんのこと、居酒屋や中華料理やなどからの注文も多く来るので、さまざまなお店からの注文が期待できるでしょう。
特に、マクドナルドは4店舗あるので、うまく活用すれば効率の良い配達ができますし、朝の配達にもおすすめです。
近くにはイオンなどの商業施設もあるので、中に入っている飲食店からも注文が来ます。
近くには四条・烏丸エリアが近いので、合わせて稼働すれば大きな報酬が期待できそうですね。
京都市で稼げないエリア
京都市内は、観光地として栄えているエリアなので、飲食店も多くUber Eats も盛んです。
しかし、中にはUber Eats 加盟店が少なくあまり稼ぎが見込めないエリアがあるのも事実です。
そのエリアが、京都市北区エリアとなります。
北区エリアには、世界遺産の金閣寺があり観光地として賑わっていますが、飲食店が多いかと言われると四条や京都駅などと比較すると少ないです。
また、北区のエリアの特徴しては、基本的には住宅街が広がっているのと少し北上すると山なので、注文があまり見込めないでしょう。
これらを理由に、京都市内で稼げないエリアと言われているのです。
京都市で稼ぐならおすすめの待機場所
配達依頼が来ない時、次の配達時間まで余裕がある時、「どこで時間を潰そうかな?」「おすすめの待機場所が知りたい!」と感じる配達パートナーさんは多いです。
待機場所を知っておくことで、効率の良い配達にもつながります。
ここでは、待機場所を決める重要性や決め方を踏まえて、各エリアのおすすめな待機場所をお伝えします。
待機場所が稼ぎを左右させるワケ
配達パートナーの方は、誰しもが大きな報酬を期待して稼働してると思います。
大きな報酬を得るためには、配達回数をできるだけ多くこなすことが必要です。
そのためには、飲食店が多い場所などの配達依頼が来やすい場所で待機することで、配達回数を増やせるのです。
結果、報酬アップになるので、待機場所を決めることは稼ぐ上で必要だと言えるでしょう。
待機場所の決めるポイントは3つ
駅近くの場所
駅周辺は飲食店が多いので、その分、Uber Eats 加盟店も多いです。
飲食店の近い駅周辺で待機することによって、注文が入りやすく、料理を取りに行く時間を短縮できるのです。
そうすることで、1回の配達時間の短縮につながり、効率の良い配達が期待できます。
結果、報酬アップが期待できるというワケです。
屋内で待機できる場所
天候や気温のことを考えると、屋内で待機できることがベストです。
夏は気温が高く、外で待つと体力が消耗してしまう可能性がありますし、冬は寒いので風邪を引く可能性があります。
特に、梅雨の時期は雨が振りやすいので体が濡れてしまい、風邪をひく恐れがあります。
天候や気温は、体の調子に左右してくる要素なので、体調管理という意味でも屋内待機場所を確保しておくことが良いでしょう。
体調を崩して配達できないということを避けるようにしてください。
個人的には商業施設やカフェなどで待機することが、気分転換も図れるのでおすすめします。
自転車が停められる場所
自転車や原付バイクが停められる場所があることは、配達パートナーの方にとっては安心するのではないでしょうか。
というのも、路駐をしていると違反になりますし、最悪他人にいたずらされる可能性もあります。
違反となれば、撤去される場合もあります。
自転車や原付バイクは、配達パートナーにとっては欠かせない商売道具となるので、いたずらされたり撤去なんてされたらしばらく稼働ができません。
そうなってしまうと、報酬も稼ぐことができないです。
ですので、停める場所があればきちんと指定された場所に停めときましょう。
もし、駐輪場が見当たらない場合は、お店の人に聞いてみると良いと思います。
四条・烏丸エリア:ラクエ四条烏丸
四条駅の目の前にある商業施設となります。
施設内には、多くのファッションブランドや雑貨品のお店が入っており、気分転換を図れて時間を潰すことができます。
また、中にはスターバックスコーヒーなどのカフェも入っているので、次の配達時間までの待機場所には最適と言っても良いでしょう。
祇園エリア:タリーズコーヒー祇園花見小路店
祇園四条駅から直進して八坂神社までに行くまでにあります。
カウンター席にコンセントが配備されているので、次の配達時間までにPCを使った別の副業ができます。
もちろん、コーヒーを飲んで一息つくことができますので、このエリアで配達する際には、コーヒー代を持っておくと良いでしょう。
京都駅エリア:イオンモール京都
京都駅南口を出てすぐに位置するイオンモールですが、京都駅エリアではおすすめな待機場所として最適です。
中には、ファッションブランドや雑貨品のお店だけでなく、フードコートがあるのでおやつを食べたりゆっくり過ごすことができます。
また、施設内にも飲食店があり、Uber Eats 加盟店もありますので、注文が入りやすいでしょう。
京都市の想定収入:月4万円〜月19万円
ここまで、京都市内で稼げるエリアやおすすめな待機場所などを解説してきました。
今後、配達パートナーとして稼働する方にとって1番気になるのは、どのくらい稼ぐことができるのかではないでしょうか。
京都市を専業で稼働した場合と副業で稼働した場合の想定収入を新料金体制を踏まえてお伝えします。
Uber Eats ×専業:月19万円
ここでは、新料金体制で専業で稼働した際の想定収入をお伝えします。
配送料(受取/受渡/距離)の内訳内容が不明確となっているので、最低報酬である300円を基準としたシミュレーションといたします。
なお、距離や配達調整料金によっては300円超えることもありますので、ご理解いただければと思います。
<配達時間>
朝)7:30〜9:30
昼)11:00〜15:00
夜)18:00〜21:00
朝:マクドナルドやスターバックスなどの大手チェーン店からの配達多め。配達距離も短距離中心
①300円 ②300円 ③300円 ④300円 ⑤300円
昼:ファミレスや中華料理屋などからの注文も多め。配達距離は中距離〜長距離も増えてくる。何件かはシミや配達調整金額適用。
①300円 ②380円 ③300円 ④300円 ⑤460円 ⑥500円 ⑦320円 ⑧300円 ⑨300円 ⑩300円
夜:多くの業態の飲食店からの注文が入る。配達距離は中距離〜長距離となる。昼と同様、何件かはシミや配達調整金額が適用
①300円 ②300円 ③300円 ④530円 ⑤380円 ⑥300円
1日合計:7,100円
月収を計算すると、1ヶ月は30〜31日ありますので、週1日休暇日を設けたとして、約19〜20万円となります。
7,100×27日(月4日休暇日設ける)=191,700円
新料金体制となり、旧料金の頃と比較すると稼げないようになりました。
しかし、19〜20万円稼ぐことは可能ですので、十分生活はできるでしょう。
Uber Eats ×副業:月4万円
次に、新料金制度にて副業で稼働した際の想定収入をお伝えします。
配送料は、専業の想定収入と同様の感じでシミュレーションさせていただきます。
平日)19:00〜21:00
土日)昼11:00〜14:00
夜18:00〜21:00
平日)仕事後の稼働となるので、夜のみの配達となります。
①300円 ②300円 ③400円
平日1日合計:1,000円
土日)平日できない分、週末は両日とも稼働することとして、朝はやらないと想定します。
昼:中距離が中心。
①300円 ②300円 ③300円 ④340円 ⑤420円 ⑥300円 ⑦300円
夜:中距離が中心。
①300円 ②300円 ③330円 ④370円 ⑤300円
土日1日合計:3,860円
【1,000円×4日(平日に1日休みを取る)+3,860円×2日】×4週=46,880
専業と比較すると、稼働する時間が短いので、どうしても報酬に差が出てしまいます。
ですが、副業として月に約4万円稼ぐことができれば、少し高いランチへ行ったり旅行へも行けたりと、かなり大きいと思います。
新料金制度が導入された分、旧料金体制時と比較すると大きく稼ぐことは難しいですが、月4万円くらいであれば稼ぐことは可能と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、京都市で副業として稼働すれば稼げるのかについて解説しました。
京都市では、3月1日より新料金制度が導入され配達報酬が下がりましたが、配達エリアを考えて土日の時間を利用すれば、副業としても割と稼ぐことができるでしょう。
今後は、配達する上でいかに効率よく配達できるかが重要となってきます。
京都市内で稼働する方は、効率の良い配達ができるよう自分にあった配達エリアを決めてからスケジュールに無理なく稼働して見てください。
その際にはぜひ、この記事を参考にしていただけたらと思います。
今後はUber Eatsだけでは稼げない
最後に2018年頃から配達員をやっている僕からこの業界のトレンドをお話します。
- Uber Eatsは稼ぎにくくなった
- 「掛け持ち」スタイルが増えた
この仕事で収入をある程度得るには、配達をいかにこなすかが重要です。
しかし、今は配達員が増え配達依頼が受けづらい=稼ぎづらいんですよね。
今から始めるなら、2つのデリバリーサービスを登録するのが賢い選択です。
メインで稼ぐなら『Uber Eats』
先ほどUber Eats が稼ぎづらいとお伝えしましたが、あくまでも昔と比較してです。
今もなんだかんだで稼げます。そのためメインで稼ぐならUber Eats 一択でしょう。
【Uber Eats の配達パートナーに登録する】※リンク先:Uber Eats 公式サイト
サブで登録するなら『出前館』
サブで配達するなら個人的には出前館がオススメです。
『出前館』:配達報酬が高い
出前館はUberと比べて1件あたりの配達報酬が2倍と高額。
インセンティブも高いため、効率的に稼げます(例:夕方の都内で配達の場合)。
会社 | 最低報酬 | インセンティブ | 1配達の報酬 |
---|---|---|---|
Uber | 300円〜 | 1.1〜1.4倍 | 330〜420円 |
出前館 | 550円〜 | 1.1〜2倍 | 605〜1,100円 |
同じ労力でも出前館ならUber と比べて2倍稼げる計算です。
出前館に登録しないとむしろ損。得られるはずの収入を自ら捨てるようなもの…。
【出前館の配達パートナーに登録する】※リンク先:出前館 公式サイト
稼げるのは今だけ(登録が遅いと損)
ちなみに掛け持ちをするなら早めの登録が無難です…。理由は以下の通り。
- 2社の配達報酬が今後下がる恐れがある
日本に上陸した頃のUber Eats は配達員を増やすため報酬を高くしていました。
ただ配達員が増えてからは報酬をどんどん下げているんです。
出前館の報酬が高いのもUberを追い抜きたい今の時期だけだと考えます。
来年にはUberと同様に報酬を引き下げてくるでしょう(1件600円⇒300円になるかも)。
想像してください。配達の労力は同じで汗水たらして一生懸命自転車を漕ぎます。
だけど報酬は今より半分に落ちている状況を…。自分の稼ぎの低さに愕然とするはず。
イヤですよね?フーデリの副業に興味があるならすぐに登録しないと損ですよ!
2社に興味がある方にオススメ記事
Uber Eats と出前館は日本のフーデリ市場の2大勢力。
「どっちかで配達したい」「どっちも登録したい」といった方も多いはず。
下記の疑問を抱く方も少なくないためそれぞれ解説記事を用意しました。
- Uberと出前館ってどっちが稼げる?
- 掛け持ちで配達する際の注意は?
せっかくなら効率的に稼ぎたいという方は読まないと損ですよ!


コメント